社会人メンター・学生の声

トップ社会人メンター・学生の声

学生さんの「知りたい」に向き合う。

二人の子どもを育てながら市役所で勤務しています。部下を持つようになって、彼らを育成するスキルを身につけようとキャリアコンサルタントの国家資格を取得。せっかくなら、社会的にも活用したいと思っていたときに社会人メンター制度を知りました。私自身、悩みながら就職活動をしていたので、学生さんたちの悩みや相談を受け止めるメンターの活動は、やりたいことにもぴったり合っていると感じました。

メンターを始めて3 年目になりますが、将来に不安を抱える学生さんから、しっかり計画を立てている学生さんまで様々です。相手が何を聞きたいかを考えて話すよう心がけています。やはり、公務員を選択肢の一つとしている学生さんからの相談が多く、育児との両立や仕事のやりがいなどを聞かれます。自分の経験を伝えながら、真剣に向き合っています。

今を生きる大学生の声が、仕事に役立つ。

現在、仕事では待機児童対策や教育行政に携わっています。そのため、学校教育と社会との接続について話題になることも多く、メンターとして聞いた学生さんの声が現状把握に役立ちます。日常の発言の中で、今の学生さんたちが持つ積極性や不安感など、裏付けを持って紹介でき、仕事上の強みにもなっています。

学生さんと接して感じるのは、インターンシップやボランティアなど何らかの社会経験を在学中に積みたいという気持ちが強いこと。インターンシップで多国籍の学生さんと活動し、価値観の多様性に悩んだり、リーダーとしてチームをまとめていたりと、既にそんな経験しているんだ!と驚きます。想像以上に自分の将来をシビアに、現実的に捉えていますね。

固定概念に一石を投じられる体験。

企業で働く方も、私のような公務員の方も、人生において仕事以外の軸を探している時代ではないでしょうか。自分の経験を棚卸して学生さんたちと話すことは、日々の仕事の価値付けにもつながります。仕事以外で社会の役に立ち、自分の強みを伸ばしたいと思っている人の第一歩として、魅力ある活動だと感じます。

また、メンタリングはオンラインでも可能なので、時間拘束が少なく、自分のスケジュールに合わせて活動できるのも良い点です。昭和女子大学の学生さんは真面目で前向き、素直です。メンタリング後に送ってくれる感想文が、どの学生さんも瑞々しい内容で心を動かされます。これまでにいただいた学生さんの感想文はすべて、私の宝物として大切に取ってあります。社会人経験を積んだ立場だからこそ、固定観念に一石を投じられる体験がとても新鮮です。

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